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       堀切菖蒲園 2022.06


梅雨のど真ん中の本日は
色とりどりに咲き誇る堀切菖蒲園






 


今日は錦糸町から半蔵門線で一駅の押上駅(スカイツリー駅)で京成に乗り換え青砥へ。

ここから上野方面に2駅で堀切菖蒲園駅だけれど、間違って快速に乗ってしまい、あっという間に日暮里駅まで連れて行かれた。





改めて普通列車で15分ほどかけて、やっと目的駅に到着。何だかんだで散歩の予定時間が30分ほど削られることに。

駅からはネットからダウンロードした地図を片手に、菖蒲園を探す。



 (えーと、このタバコ屋さんのところで右に行き……か)

 


独り言を言いながら、歩道に埋め込まれた菖蒲の絵のタイルの写真を撮り、タバコ屋さんの写真も撮り、商店会が吊るした飾り提灯の下の細い路地を進む。


 















 
















路地が切れ広場に出たと思ったら、菖蒲園の門前の広場だった。

園内の管理事務所前では、すでに鑑賞を終えて帰ろうとする人達が土産品販売のテントに集まっている。(そう、時刻は、いつの間にか1250分になっている!)



ここは入場無料で自由に鑑賞できる。
 お土産の売り上げも、園の維持に一役買っているのだろう。





石燈籠のある圃場から回る。

 





ここでは、植え付けた年毎に圃場を区分してあるようだ。



2006,000株に上る花菖蒲を栽培しているそうだから、その管理も大変だろうと思う。その管理の一端がこの区割りだろうとも思う。

そう、ここでは鑑賞とともに品種の保存のために「栽培」している。考えてみると「圃場(ほじょう)」という言葉は農作物を育てる場所の意味があるはず。植木の苗を育てるのも圃場だし、稲などを育てる田は、普通に田圃(たんぼ)と呼ぶのもそのひとつだろう。



 






右手に休憩所、向こう側正面には四阿が見える。







 

園内にいる限り、どこをどう撮っても絵になるから、気楽にカシャカシャとシャッターを押す。








 

ハナショウブ、アヤメ、カキツバタの違いを教えてくれるパネルも立ててある。この前歩いた肥後細川庭園で、ちゃんと説明できなかった(もっとも「ネット情報」の引用だけど)ので、正確な説明のパネル写真を入れておく。








園内の説明パネルの一部を引用すると、

カキツバタ:花弁にV字状の目(黄・白色)がある。低湿地、水湿地に育つ。

ハナショウブ:花弁にV字状の目(黄色)がある。乾燥地や湿地、どちらにも適応できる。

アヤメ:花弁に紫褐色のしま模様(綾の目)がある。「アヤメ」の名の由来。乾燥した日当たりのよい草地などに育つ。

とのこと。

また、ショウブ湯に使う「ショウブ」はハナショウブと似た葉を持つが、まったく別種でショウブ科の植物、だそうだ。

(面白いことに、花菖蒲はアヤメ科だそうだ)







そういえば、話は変わるけれど、

(主に女性の)美しさが、どちらも優れて選択に迷う時に「いずれアヤメかカキツバタ」と言ったり、立ち居振る舞いの優雅な姿を形容する「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」と言ったりするけれど、男性の容姿や性格を表す諺などは殆ど聞かない。

あまり男女平等とは言えないけれど、自分としても、容姿で評価されても困る……。 

まあ、そんなことを考えながら、圃場の周りの散歩を続ける。



 

半周したあたりに大きな屋根の休憩所があり、みなさん池の景色を楽しみながら休憩している。








そう、目の前に池があり、睡蓮が咲いている。
 パンフレットによると、名前はそのまま「睡蓮(すいれん)池」、橋で区切られた隣の池は「杜若(かきつばた)池」とある。









 その向こうには園の垣根に沿ってL字型に造られた大きな藤棚。







その下のベンチでは年配のご夫婦がひと休み中。




 

藤棚と池の間、写生に余念のない人の後ろを抜けると大きなトンネルが待っている。




これは「萩のトンネル」で、枠木の足元には、山萩の苗木が蔓を伸ばす準備をしている。夏の終わりから秋にかけては、また別の花模様の景色が見られるだろう。




 

ほぼ一周して少し小高い四阿に上がると、園内が一望のもとに見渡せる。






















 

 

 その先の葦簀張りに提灯を飾った休み所と、屋根のある休憩所にもベンチが用意されていて、歩きに疲れた人が休みながら、目の前の花を楽しんでいる。



 私もそろそろ「おにぎりランチ」にしたいところだが、折角ゆっくりしている人の隣で巨大おにぎりをぱくぱく食べるのも少々気が引けるので我慢する。

それに、園内には管理事務所の入っている「静観亭」があり、喫茶コーナーや貸し切りで宴席にも使える部屋もある。

そして、私にはまだ、もうひとつ行くところもあるのだ。

 

ひとまず菖蒲園を出て、園の西側の垣根に沿って路地を進み、荒川河川敷に向かう。

高速道路の下の車道を横断して、階段を上ると目の下に綾瀬川が流れていて、その上にかかる水門横の橋を渡ると、目の前に悠々とした流れの荒川の景色が目の前に広がる。

 

 

堤防(土手)から見下ろす河川敷には「堀切水辺公園」があり、地元の人たちが造っている花菖蒲園が数区画あり、休憩用のテントが張られ、トイレも設置されている。



 

 

 

 少々おなかも空いたので、とりあえず「おあずけ」になっていたおにぎりを食べるため川辺に行く。

レジャーボートや小型の釣り船が着けられるように(船着き場)、護岸も兼ねて作られたコンクリートの階段に坐って麦茶とおにぎりを取り出す。









目の先の水際では、ゴム長の釣り人が一心に竿を振っている。

その上の浅瀬は少し砂地を見せている。川の流れは下ではなく川上に向かっている。

そう、今日は昼前に大潮の引き潮で、午後の今は満ちる時間だから、河口に近いこの辺りは、水は川上に向かって流れている。




おにぎりを食べていると、ハトが2羽、足元まで近寄ってエサをせがむ。

ここは街中の公園ではなく、神社でもないから、「私のエサ」の端のエサをやってもいいけれど、それを遠くから見つけたハトの群れがやってくると困るので、「心を鬼にして(?)」エサ遣りはやめておく。
 

「おにぎりランチ」を終え、熱中症防止の麦茶を一服して、例によって、釣り人に声を掛ける。

「こんにちは。何が釣れますか?」

「テナガエビ!」

「エサは?」

「赤虫!」

「潮が満ちているようですね」

「そうだね」

釣り人の間の会話はこれで十分。

「楽しんでください!」と言って別れる。

テナガエビは陸地の、田圃近くの(護岸のない、草ぼうぼうの)川か水路で釣れると思っていたけれど、河口近くの、塩分の混じる汽水域(淡水と海水の混じる水域)で釣れるとは知らなかった。

この前の散歩の、旧中川でのハゼ釣りの人の話と同じで、新たな発見だ。

しかし、夕食用のアサリの砂抜きの時「牛乳パック一杯に、うちの塩ポットの小匙5杯」で3%の塩水を作って入れると「フーッ、やっと海に戻れた!」と言うようにふわっと口を開いて、嬉しそうに呼吸を始める(?)ので、(やれやれ、これで今夜はアサリの酒蒸しが食べられるな)となるのだが、塩を「小匙5杯」のところを間違えて「小匙6杯」にするとアサリは口を開かない。

まあ、海の生き物にも(日にちを掛ければ対応するとか)、いろいろ都合があるのだろう。散歩していると、新発見があるので面白い。


 で、食事のランチの後、やっとショウブの鑑賞。(私も人間で、動物だから空腹だと落着かない。)

 ここは、地元の有志のみなさんが頑張ってショウブを育てている。

平成生まれの新種もあって、ゆっくり見ると楽しい。

また、観光客も少ないので、気兼ねなく「接写や遠景」に時間を掛けられる。

(その割には写真の出来は良くないけど……)












 

彼方にスカイツリーの見える川辺の公園では、ジョギングをする人、サイクリングを楽しむ人、ぼんやりショウブを眺める人(わたし)が、それぞれの昼下がりを過ごしている。


 

帰り道、もう一度、堀切菖蒲園に立ち寄ったが、後でパンフレットを見たら、「朝顔に釣瓶とられて……」の中村汀女(なかむらていじょ)の句碑のある「中央広場」をすっ飛ばしていた。
 ちなみに、ここの句は「花菖蒲 かがやく雨の 走るなり」だそうだ。



 まあ、ハナショウブも、スイレンも、蔓を準備中の萩の苗も、テナガエビ釣りの人も、ゆったりした荒川の流れも見たから良しとしよう。

 後は「脱兎のごとく」午後の打ち合わせのために駅に向かったが、道に迷って、街中をぐるぐる歩き回った。

前を歩く二人連れも、同じように迷っていた!

だから歩数は思ったよりずいぶん増えた!

これで、健康になれるだろう。

 

 

今日の歩数  14,400


 






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