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    亀戸天神 2 2021.04




 今日は都内での打ち合わせが15時からある。

天気予報は「晴れ」で、確かに朝から初夏の陽射しが眩しい。

 さて、散歩はどこに行こうか。

アイデアが湧かないから、昨年行ったが花が無かった亀戸天神にする。昨年の七夕の日に行き、このおにぎりランチのHP8番目に載せた。 駅から15分程度なので、天神様の後、錦糸町方面の散歩コースも視野にいれておく。

 JR亀戸駅で降りると、昨年のように交番の後ろの駅前広場で、翼の亀の像を撮る。

 やはり、亀戸に来たらこの『はね亀(玄武像)』を撮らないと忘れ物をしたような気持ちになる。

今日は(というか、今は)、噴水は上がっていない。




  
 ここから西に向かって歩き、横十間川の錦糸橋に当たると北に向かう。







 




 この前来た時には或る碑を見つけられなかったので、注意深く左右を見ながら歩道を歩いていると、



ありましたよ「亀戸銭座跡」の碑と寛永通宝の像と銭座の作業風景のパネル。

 1670年ごろから100年余り、寛永通宝などの貨幣が鋳造されたそうだ。



 さらに北上し、スカイツリーに手が届きそうなところで蔵前橋通りに当たる。



天神橋を左に見て右折し、少し歩くとあの「船橋屋」。

ここまでも前回と同じ行程だ。





店の入り口の藤棚の半分くらいは淡い紫の藤が下がり、歩道の電柱には「亀戸天神 藤まつり」の鮮やかな幟が翻る。







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区画先の路地を入るとすぐに参道の茶店?と天神様の真っ赤な鳥居が目に入る。

 私の天神参りの行き方は少し遠回りして1キロ以上歩いているが、これは、昨年は道を知らなかったからで、今回は亀戸銭座跡の碑を探していたからであって、駅前の案内表示によると、本当は800メートル程度らしい。





鳥居をくぐると「若葉に埋もれた藤棚」が目の前に広がる。

とても爽やかな景色だが、
「おいおい、藤の花はどうした?」

と心配しながら最初の太鼓橋(男橋=生きて来た過去を表しているそうだ)を上り渡ると、
有難いことにかなり大きな藤棚が咲き誇っていた!

境内には池を望む藤棚が広がっているが、この一角だけ花が咲き、他は盛りを過ぎ、新緑の時期を迎えている。
















 良かった。
 前回は藤の時期ではなかったし、今回も季節を過ぎていると「また来年」ということになってしまう。

藤の花の季節は5月初めかと思っていたら、4月中旬頃らしい。(今日は427日) 

ひとつ利口になった。

地方によるけれど、5、6月はあやめと紫陽花の季節か。

 まあ、こちらに来て50年が過ぎて、やっと去年と今年の天神様だから焦ることも無いけれど……。

  折角だから写真を撮りまくる。

コロナで3密は避けようと思っているけれど、みんな肘が当たりそうになりながら、スマホやデジカメで撮っている。

 観覧のための木橋の上は人が列になって歩いている。(私もそのひとり)

































 池の水面に視線を落とすと、あっちこっちに亀の群れ。

そういえば、駅前にも翼カメの像、天神の池にはカメの群れ。そもそもここは「亀戸」だった。





 

 境内には他に、石像や石碑がたくさんあるが、その中に、鷽(うそ)の
碑と言うのがある。

幸運を招く鷽と立て札があるが、何気なく眺めた時は鶯(うぐいす)だと思って(まあ、ウグイスは今頃の初夏にはきれいな声で鳴いて、人々を幸せな気持ちにさせてくれるからな)と納得していたが、よく見ると鷽(ウソ)だった。この鳥の漢字の名前を見るのは初めてかも知れない。

 石碑の台座に来歴が書いてあるらしいが、風化もあり、読めない。

  帰宅後にネットで亀戸天神のHPを見ると、ちゃんと説明してある。

 一言で言えば、いままでの不幸をウソに取り替え(鳥変え)、幸福に変えてくれる、ということで、毎年1月に「うそ替え神事」が行われ、檜の木彫りの鷽の御守りを求める人も多い、とのこと。

  境内のあちらこちらに石碑が見られる。
 読めるものもあれば、風化して読めないものもある。
 それぞれにいわれがあるのだろうけれど、ゆっくり説明板を読んでみる時間がない。

 時間にゆとりがあれば、半日は過ごせる場所だ。



 もちろん天神様に付き物の牛の像もある。(前にも載せたから省略)


 
 園内の小さな料亭の入り口に水車が作ってあったので1枚。













  ここにはベンチがないので、しばらく藤と池と梅桜の新緑の中を散歩して、再び蔵前橋通りに戻り、天神橋を渡り、錦糸町に向かう。










 200メートル北にスカイツリーの見える交差点から、錦糸町駅方向へ。












 
 もうすぐ先に駅があるが、その手前、左手に錦糸公園があり、ここで昼食にする。
 行かないとなると何年も行かないけれど、行きだすと短期間に何度も立ち寄ることになる公園だ。

 広い園内には、遊具のコーナーには子供たちの歓声が響き、芝生やベンチには、親子連れや、ママ友が子供を見守りながら井戸端会議に花を咲かせ、高齢者が日向ぼっこをしている。緊急事態宣言中だが、公園は広いので、みなさん安心して過ごしている。




 桜の時期には来なかったが、葉桜が茂り、ベンチに蔭を落としてくれている。

 そのベンチは、かなりの数があるけれど、ひとりか二人掛けでほぼ満席。

 たまたまひとつ空いたので、ひとり掛けで陣取る。

 おにぎりとペットボトルを取り出すと、ハトが寄って来る。彼らは、人が食事を始めると、エサがこぼれ落ちることがあるのをよく知っている。

 

 
 平和な景色を眺め、夕食のメニューを考えながらおにぎりランチを取る。

 夕食と言えば、日常生活の私の役割の夕食を作る時、アル中予備軍の(本軍?)の私は、野菜を刻みながら酒を飲むことがある。

まあ、昔も今も「はやり」の「キッチンドランカー」です……。



 味噌汁を作る時、時どき無性に煮干しの出汁の香りが懐かしくなる。

で、いつもの市販の顆粒状の「和風だし」の代わりに、買い置きの「煮干し」を使うことがある。

この時は、右手の親指と人差し指で煮干しの頭とはらわたの部分を(ボリッ)と取って、ツマミ代わりに口に放り込み、日本酒をクッと一口飲む。

残ったきれいな(?)部分を鍋にポイッと投げ込むと、しばらくすると煮干しの芳しい香りが立ち昇り、(いいなッ!)と左脳か右脳か知らないけれど反応する。

別に貧しさをアピールするわけではなく、この習慣が私の健康を守ってくれているのかも知れないと思う。
(もちろん、「酒の習慣」ではなく、「小魚の頭や骨を食べる習慣」)

昨年夏に「親知らず」を抜いたのが、人生の「初抜歯」だった。

ご先祖さまからの遺伝もあるかも知れないけれど、歯は丈夫なほうだ。代わりに胃や腸などの消化器系は弱い。
(このおにぎり散歩のホームページの15番目の「大腸ポリープ切除体験記」を参照?のこと)

 まあ、何でもかんでも良いものを欲しがっても仕方がないのであって、ひとつ長所があれば、ひとつは短所があるものなのでしょう。

 

  今日の散歩は、前回見損なった亀戸天神の藤の花の鑑賞で終わり、予定より少し早いが、打ち合わせ場所に向かった。








本日の歩数 12,500歩





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