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 大森貝塚  2020.03



 

今日は大森で打ち合わせを終えて、ジャーマン通りを駅に向かう。

昔、この土地にはドイツ人が多く住み、教会などもあったようで、通りの名前が「ジャーマン通り」となっているし、「ルーテル(教会)保育園」というのもある。

  ともかく駅前まで来て、通りを左(北)に少し進むと、「大森貝塚」の看板がある。そこの路地を右(線路方向)に入って下り、マンションか会社の建物の横を通って線路際に進むと、

 モース博士の偉業を伝える銅板の碑と、その先の京浜東北線の線路際に「大森貝塚」の碑が建っている。







 これが、本来の大森貝塚の碑らしい。

 「本来の」と言ったのは、他にも碑があるから。

 本道に戻って更に北に進むと「大森貝塚公園」がある。




 
ここは品川区の公園で、小高い丘に、本当の貝塚の断層まで見えるようにしてあり、その先の線路際に「大森貝塚の碑」がある。これは昭和4年に有志が建立したものだそうだ。

 





 公園にはあまり遊具は無いが、近くから来たらしい保育園の子供たちが保母さんと遊んでいたり、一般の親子連れや大人の見学者もいる。



 そう、子どもたちは自然に触れ合うのが一番だ。

 私が田舎の小中学生の頃は、身近な山や田んぼで遊ぶのが普通で、ネットゲームなんかはもちろん無かった。
  
初夏には「田植え休み」があり、また秋には「稲刈り休み」があって、大人の手伝いは出来ないけれど、5月には田植えに、10月には稲刈りに励む家族のもとにおばあさんが昼用に作ったぼた餅とお茶を持ってゆくのが「お手伝い」だった。

 台風が過ぎ去った後は稲が倒れ、野菜もぼろぼろになり、大人たちはため息をついていたけれど、子供の世界には「宝の山」が残されていた。
 いつもは手の届かない梢で風に揺れていた栗が足元にどっさり落ちていて、竹竿を振って落とす必要がなかったからだ。

 そういえば、8月か9月頃に稲が穂をつける頃には、イナゴが発生して穂を食い荒らすので、カギ裂きを入れた布を張った小さな竹籠を持ってイナゴ取りに行った。
 今では銀座の高級デパートで「珍味」として売られている「イナゴの佃煮」は夕食のおかずになったものだった。

 
(ここから一部 2024年追加挿入)
 で、こうしてHPの原稿を整理している2024年7月に、新聞に面白い記事が載っていた。

 見出しは「能動的サイバー防御 新法検討」。

 一言でいえば、サイバー攻撃を受けてから慌てて防御するのではなく、攻撃の兆候をつかみ、攻撃者のサーバーに侵入して無害化する、ということ。

 もう10年以上前から私が思ったり、言ったりしていたことだ。
(とは言っても、公式の場ではなく「飲み屋」での話題だけど)

  悪意のあるハッカーは、私たちのサーバーの欠陥を衝けば良く、それに対して、こちらとしては事後の対応しか出来ないのは困る。

 怪しいハッカーのサーバーに「トロイの木馬」でもなんでもいいから(本当はよく知らないけど)、攻撃者のサーバーに相手を破壊するものを送り込んで、悪意の攻撃を未然に防ぐことが必要だ。

 そんな時、興味本位で悪意のプログラムを作って社会に迷惑をかけて罰を受けるような若者を「ホワイトハッカー(いわば正義のハッカー)」に更正させ、再教育して、するのもひとつの方法だと思う。

 あまり考えもしないでいたずらをする若者は、芯からの犯罪者ではないかもしれないし、一方でITについての知識はそこそこにあり、その知識を使う情熱が溢れているのだから、そういう人材を生かすのも社会の役割ではないか、と。

  まあ、子どもは自然に触れさせ、素直に健康に育てるのが(私がそうだとは言わない)大切だし、「ほめて」育てるのが一番だから、ちょっといたずらで道を外れかけた若者を、ほめてサイバー防御の戦力にするのもひとつの方法ではないかと思う。

話は変わるけど、さて、うちのカミさんに「亭主に家事をやらせるには、『アレやれ。コレやれ。ソレダメ!』ではなくて、ほめてやらせるのが一番」と分からせるには、どうしたものか?

 

 ここから、貝塚散歩に戻って、

 貝塚の層に触ってみられる小山もあれば、2枚貝をモチーフにしたと思われる屋根の下に当時のままの貝塚が見られる小さな竪穴も掘ってある。

 

 



 
実は昨年12月に一度来た時は、修復工事中で、全景は眺められたけれど、貝塚には土木機械などがあって、中に入れなかった。正月明けから公開されたようだ。

 線路際の碑の写真を撮ろうと思ったら、先客がいて、カメラを構えながらも、なかなか撮らない。
 あいさつをすると「この碑と電車を一緒に取りたいと思って…」とのこと。  確かに、すぐ目の前を京浜東北線の電車が走っている。 
 「撮ろうと思うと、なかなか(電車が)来なくて」と言っているうちに、上りと下りが同時に来て、何とか目的を果たせた様子。
  
 場所を譲ってもらって、私も「碑と電車」の写真を撮る。

 丘の上では家族連れが数組花見をしている。

  私もベンチを探して一休み。

いつもの「おにぎりランチ」は、満開の桜と眼下を通る電車を眺めながらで、満足なひと時だった。

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本日の歩数13,100歩







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