昨日まで日中の最高温度は10度以下だったが、今日と明日は10度以上になりそう、ということで、打ち合わせの都内出張?も少し楽になりそうだ。 今日は特に観光の名所でもなく、また都内に住んでいる人も知っていたり、知らなかったりの公園でのランチを予定。
右の高台に木がみえるが、初めてなので入り口がわからない。先に進んで路地の交差点に出ると「工事中のため、こちらから公苑には入れません。→入口」で、元に戻りかけると途中に公園への階段があった。さっきは見落としたようだ。 階段を昇り詰めると目の前が開け、林と四阿と池がある。 この平面はかなり高い位置にある。 自然の丘ではなく、公苑の部分だけ人工的に地盤を盛り上げたようだ。
右側には広場があり、手前と向こう側には屋根を載せた構造物の下にベンチが並び、昼食中の人、昼寝中の人、スマホで交信中の人など・・・。
説明板によると、この公園が出来たのは昭和52年(1977年)で、当時の「給水場の屋上」に60〜140cmの盛り土をして植栽地を作った「屋上庭園」だそうだ。(だから近辺の民家やビルの3階の床の高さになるのだろう)
ここは主にバラを中心にしたフランス風な公園の造りになっている。
バラの花壇を見ると、昨年秋に訪れた八千代市の京成バラ園から移植(寄贈?)されたらしい、当時の新種のバラも見える。「はまみらい」など。
今は、開花時期を外れているので、ぽつぽつと花がある程度だが、5,6月、10,11月には満開のバラ園になるのだろう。 咲いた花は少ないけれど、人も少なく、ゆっくり息抜きができる公園だ。 私は空いたベンチに座り、おにぎりランチ。
ランチを終えて、幾何学模様の庭園から、最初入った和風庭園に行く。武蔵野をイメージして造られたとのこと。
池の日陰の水面には薄い氷が解け残っている。さすがに、亀や鯉はいない。まあ、メダカとミズスマシぐらいは居てくれた方が心は和むし、水もきれいにしてくれるのではないかと思うけれど、都心のビルや住宅の真ん中に、5メートルほども土を盛って作った公園だから、贅沢は言えない。それにメダカも今では絶滅危惧種になっていたかな。
地面の下からポンプで揚げられた(或は都の上水道からの)水も人工水路も和風の小川のように蛇行しながら和園の中央のあずまやの前の池に向かって流れている。 さっきは森の中の池の薄氷に感心していたのだけれど、四阿の池にはしっかり氷が残っている。(確かに、昨夜から今朝は、この冬一番の冷え込みだった)
遺跡の傍に立つ説明版によると、この上水の石樋=せきひ(石垣樋)遺跡は、井之頭池から目白台、神田川などを経由して日本橋などで飲料水につかわれていた約400年前の頃の江戸の神田上水幹線の一部を、移築復原したものだそうだ。 日本橋の先は隅田川から江戸湾へ注いでいた。 江戸の東部の人たちの日常を支え、健康を支えていた水路だったのだろう。 記念して、東京都が建てた、この石樋の(名札代わりの)石碑も建ててある。
今日は、(駅に向かうときの急ぎ足の)競歩(強歩)というより、のんびりとした散歩だったので、あまり運動不足解消になっていないけれど、ここで1時間程過ごしたので、打ち合わせ場所に向かうことにする。30分ほど余裕はあるけれど、来る前に調べた講道館立ち寄りと礫川公園は無理そうだ。(と、思って、この公苑散歩を切り上げた)
台座には、当時のこの辺りの絵図と、来歴が記されている。文京区の土木部が建てたものだ。
(台座の上の像の作者を確認するのを忘れた!)
もう少し坂を下ると春日通りとぶつかる交差点だ。
電車に乗ろうと改札口まで行くと、駅の北側の景色が少し見える。
近くに大学や事務所も多くあり、(近道の)公園を横切って来る人も多いようだ。
そういえばほんの1ヵ月前に、仕事を手伝っている会社の女性社員2人と男性社員1人にローズマリーの苗木をプレゼントしたばかりだ。 ローズマリーは挿し木をすると比較的簡単に根が出てくるので、どんどん増やせる。 特に目的はないけれど、ホームセンターで買ってきた苗が大きくなったので、枝を切って10本ほど挿し木にしていたら5本ほど根ついて、それがどんどん大きくなって、マンションの小さなベランダでローズマリーの鉢が我が物顔で占領してきたので、カミさんの実家に持って行ったりして減らしていた。娘は生意気にも「食べられるものなら貰うけど、香草はわき役だから要らない。でも、一緒に植えると他の植物の虫よけになるらしいから、1本なら貰う」と一本持って帰った。 私は田舎者だから何でも植える。食べたオレンジが美味かったら、その種をベランダのフラワーポットの隅に埋めて置く。柚子を食べたら種を植えておく。カミさんの実家の月桂樹の枝も持って帰って、葉っぱを3枚ほど付けて10センチほどに斜めに切り、ポットの隙間に挿しておく。ラベンダーやセンリョウの枝も、カミさんが「捨てて!」と言っても挿し木にする。 ラベンダーは根付いたけれど、センリョウは現在様子見中だ。 マンゴーは食べ終わった種を埋めて置いたら芽が出て、葉も出て、でも冬になると枯れて、もうダメかと思って居たら次の春にはまた葉が出て来た。 柚子は10年経っても実が成らなかった。オレンジもどんどん大きくなって「洗濯物の下が触るから捨てて!」と言われながら剪定して数年経っても実が成らない。 ラベンダーと月桂樹は10本挿したら2本ぐらいは着いた。 それで行くとローズマリーは元気だ。挿した半分は根が着いた。 まあ、差し上げて、喜んでくれる人がいたから、これからも挿し木しようか? そのうちベランダがローズマリー畑になりそうだ。いや、災害や飢饉に備えてジャガイモやさつま芋を植える方が重要か、悩むところだ。 で、公園の話に戻ると。 そのまた上は、3段目の平面の公園になっている。
きっと、来週(来月)の雑誌のグラビアか、ドレスショップの広告に使うのだろう(あくまで推測)。
サトウハチロー作詞の「ちいさい秋みつけた」は、彼の仕事部屋から見えたハゼノキから着想を得たもので、旧宅が移設されるとき、その木がこの公園に移植されたそうだ。 その説明パネルに「礫川公園」と書いてある。やっとわかった、ここが「今日は行くのを諦めた」と思っていた礫川公園なのだ! 昨日ネットで見ていて思ったのは、「礫川」を、私は「つぶてがわ」かと思っていたけれど本当は「れきせん」と読むらしいということ。 ネットで検索してみると、江戸時代に小石川に住んでいた川柳の作者に礫川という人がいたらしい。その人の名前が先か、他に礫川という言葉・名称があって、その人がそれを借用したのか、それは知らない。
今日は、良かった。 予定外の「元町公園」という、地元の人たちに愛される可愛い公園も、おそらく知らない人が多いと思われる「本郷給水公苑」、そして、(今日は立ち寄れないと思っていた)「礫川公園」の3つも行くことができた。 礫川公園と、前に行った両国の旧安田邸公園、そして上野の森は、「おにぎりランチ」の場所に困った時の奥の手になりそうだ。(どれも通勤経路の駅から歩いて1、3分だから) 本日の歩数 13,000歩 |
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