朝食の後、前夜の「ベーコン・インゲン炒め」の残りと朝食のシャケを2個のおにぎりに詰め込んで、熱中症対策の麦茶もペットボトルに入れて出発。
いろんなものを詰め込んで、「肉・野菜・梅干し・シャケ入りおにぎり」を作るなら、初めっから「恵方巻風なんでも太巻」にしたほうが良いかな?
パンにいろいろ挟んでサンドイッチを作るのだから、ご飯なら巻物が手っ取り早い。(それだけで、ほぼ栄養を詰め込んだランチになるから)
JR水道橋で降りて、三田線に乗り、白山(はくさん)へ。
「今日は、小石川植物園で、梅雨空にふさわしく薬草を眺めながら、ランチにしよう!」と勇んで春日駅から植物園へ。

白山交差点の脇の路地には、(学生が多いからだろう)昔ながらの本屋さんや食べ物屋さんが並んでいる。

しかし、神に見放された!
入り口には「(コロナのため)3月27日より当分の間休園」の表示。
数ヶ月前にも、これに似た経験をした。「新宿御苑でランチだ!」と思って行ったら、「月曜日 休園」だった。
今日は、代わりの場所が近くにある。東洋大学だ。少々迷いながら、南門にたどり着くと、作業着姿の人が二人入って行くのが見えた。これなら大丈夫、キャンパスの芝生かベンチでゆっくり食事だ。
登山帽にマスクなので不審者と思われても困るなと思いながら、南門の前に立つと「学生・学内者の方、入場できません。事務もお休みです」(という趣旨の掲示)
やれやれ、しょうがないから次のスポットだ、と思って、
坂を下り始めたら小さな神社があった。
頭を打ちそうな低い渡り廊下の下をくぐってゆくと「白山神社」。
でも、ここにも「おにぎり休憩スペース」はない。
本堂と稲荷にお参りして、石段を下ると、さっき通った裏道だった。
次は「八百屋お七」の眠る、白山駅の斜め向かいの路地裏の天台宗円乘寺へ行く。
入り口左手に大きな碑があるので
期待して歩を進めると、コンクリートで固めた立派な建物があり、入り口にはガラスの受付窓が。
「お七」の眠る江戸時代からのお寺のイメージが少し崩れた。
多額の寄進をされた檀家のみなさんには申し訳ないけど(うちの田舎も天台宗だから)、やっぱり、少し古そうな、少しは雑草が絡んでいてもいいから、墓石も端が風化していて、それらしいものを見たかった。
いや、中に入れば、そうらしいけど今日はその時間が無いだけです。
でも、これでは、とにかく「力作の具沢山おにぎり」が食べられない。
(俺を、餓死させるつもりか!?) と毒づきながら、次の手を考えた。
そうそう、巣鴨には「おバアちゃんの原宿」と呼ばれる「とげぬき地蔵尊(曹洞宗萬頂山高岩寺)」がある。(来歴はネット上にたくさんあるから見てください)
あそこには、前に一度カミさんと行ったこともあるし、仕事で通り過ぎたこともある。
再び三田線に乘って2駅。巣鴨で降りて、てくてく歩く。
商店街の通りに入ると、昔風のお店と近代風な店舗が軒を連ね、漬物屋、お茶屋(喫茶店ではなく、「茶葉」を売っている)、帽子があふれる専門店などが並んでいる。

以前行った、柴又の帝釈天前の門前商店街より少し新しく、やや古いアーケード街の雰囲気。(アーケードは無い。)
駅から3分程でとげぬき地蔵についた。
お参りして(本堂の中では勤行?中だった)、
本堂左の、「洗い観音」の先の植木の下で、やっと、今日のおにぎり!
本堂の勤行は続いており、まあ、太鼓の音の力強いこと!
でも、これで新型コロナを追い払ってくれればそれでいい。
餓死を免れてから、前に時間に追われて通り過ぎた「庚申塚」へ足を伸ばした。
とげぬき地蔵の先へ歩いてゆくと庚申塚があるはずだけど、見つからないのでずっと歩いてから「こんなはずはない」と引き返したら、あった!
実はさっき都電荒川線の踏切を渡る前に見て、写真を撮った猿田彦大神が「猿田彦大神 庚申塚」だった。職人が何人か植木を剪定していたので、門内には入れなかった。
庚申(かのえさる、こうきんのさる、こうしん)は、干支の一つとのこと。
そう、猿田彦は、千葉に住む親戚の猿田さんの守護神のはず。
江戸川線の駅名は「庚申塚」、
この庚申塚から西が「庚申塚商栄会」、JR巣鴨そして、駅寄りは「巣鴨地蔵通商店街」
こんなにおにぎりランチの場所を変えたのは初めてだ。
本日の歩数は15,397歩。
運動不足解消の一部(2or3日分ぐらい)にはなったかな?
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