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   大横川親水公園 2021.02.16





 一昨日から昨日へ掛けての大荒れの天気を忘れたように、今日は穏やかな日和となった。

たまたま今日は打ち合わせで「都内出張」の日なので(さあ、どこを散歩しようか?)と考え、錦糸町にした。

錦糸町は、サラリーマンの時も、フリーになってからも、何十年も通うルートの上にある。

しかし、その割には知らない。

数年前、仕事の相手が錦糸町の人だったので、駅前の「錦糸公園」は何度か横切ったことがある。




 そこそこの広さがあり、母子連れの人たちが、子供たちを遊ばせながら、ママ友の井戸端会議をしているのを見たし、学校が終わって解放された小学生たちが楽しそうに遊んでいる姿も見た。とても身近な良い公園だ。





 他には、これも数年前、カミさんと都内に出て来て、スカイツリーに行って、ツリーに上るには待ち時間が長いので、ツリーの向かい側のビルの上階のレストランの前に観光用に置いてあるベンチで、ツリーを眺めたことはある。
 (実は、ツリーの足元でうろうろしていたら、地元の人らしいオジサンが「ツリーに上るのは待ち時間が大変だから、取りあえずあのビルのレストラン階で眺めるといいよ」と教えてくれたのだった。)

それぐらいの錦糸町経験で、街にもスカイツリーにも馴染みがない。 

駅のホームからでもツリーの上半分は見えるけれど、今日は南口に出て、両国方向へ歩く。

以前、両国を散歩した時に、駅前の案内所で両国、錦糸町、スカイツリーの3点を含めた観光地図をもらっていたので、それを片手に、まず「勝海舟旧居跡」を探す。

 

 

大横川に架かる江東橋を渡ってすぐ右の路地に入り、歩き回るが見つからない。











あっちか、こっちかと歩いていると古そうな稲荷神社がビルにへばりついている。「永倉稲荷」とある。

取りあえず写真を撮ったけれど、(うーん、勝海舟は狐の化身じゃないから、ここが彼の旧居ということもないだろう)と推測。

 




 更に付近を2周ぐらいした時に、ビルの駐輪場に自転車を停めたおばさん(私より若そうだから、オネエサンというべきか)がいたので「すみません、この辺りに海舟の住居跡があるそうですが……」と聞くと、

「ええ、このビルがそうです。あっちのほうに確か看板が……」と指さすので、お礼を言って「あっちの方」へ歩く。

みなさんは、さっきの駐輪場に自転車をとめて、「こっち」の入り口(ビルの正門)から入るのだ。

入口の大きな看板には「すみだふれあいセンター」とある。

 10歩も行かないうちに海舟旧居の説明板があった。

 

と、いうことで、旧居は「ふれあいセンター」に変身し、跡はなく、説明板だけだった。

 前に行った両国では「生誕の地」が公園の中に有った。ここの旧居跡は地域の社会福祉センターになっていた。でも、彼が東京下町の生まれの侍だったことは分かった。

 

 少し後戻りして、大横川親水公園を北に行くことにする。その終点の辺りにスカイツリーがあるはずだ。

(南に行って堅川に出会うまでが「親水公園」で、その先は本来の大横川になる。今回は北に進む)

 




  
   親水公園に進むと、ビルの陰からスカイツリーが青空に向かって尖塔を突き出している。

 




 もともと川であったものを埋めて、公園にしているから、上流から下流まで、岸を石で造った小川が続いている。




 

上流(北)に向かって歩き続けると、綺麗に造られた川や庭園、遊具広場が次々と現れる。川は水が少ないため、流れが殆ど無く、泥浚いをしているところでは、残念ながら、浚いあげた土からドブの匂いがしているところもあるが、全体的に手入れが行き届いた人工公園だ。

進むに従って、スカイツリーの姿が大きくなって行く。

















 平川橋を過ぎた、この公園の北の端の広場には、金網で囲まれた一角が釣り堀になっており、比較的高齢の男性が中心で釣りを楽しんでいる。今日は穏やかな天気でまさに釣り日和だから、のんびりと過ごせるだろう。





魚はヘラブナあるいはマブナで、入場無料。但し、釣り針はあごなしで、釣った魚を傷めないで水に返すことになっている。まあ、今はスポーツフィッシングはキャッチ&リリースが中心になっている。



  
 大横川親水公園に別れを告げ、業平橋のたもとから道路に上がる。












  今日の目的は「歩くこと」なので、ツリーを横目に見ながら、浅草通りを横切り北十間川の橋を渡る。この小さな橋は「小梅橋」というが、その名を思わせるように、橋の向こうに小梅が1本植えてあるので、スカイツリーとツーショットにした。





 工事中のクレーンと街灯が少し邪魔だけど、これも景色。


 

  小梅牛島通りの路地を西に向かうと隅田公園に着く。

 北側に見える牛島神社にお参りして、家族の無病息災をお願いする。








  名前の通り牛が守り神らしく、赤い涎掛けの牛が出迎えてくれた。

 隣には小梅稲荷神社もある。

 










 

 隅田公園をゆっくり歩く。ここは元は水戸徳川家の庭園だったようだ。

 池のある日本庭園が広がり、周りの芝生では子供連れの家族がランチ中だったり、ベンチでは老夫婦が一休みしていたりで、のどかな下町の公園の趣がある。(隅田公園そのものは南北に長く、隅田川を挟んで西側の岸辺も隅田公園になっている)

昨年はコロナの影響で中止になったが、夏の隅田川の花火大会の時にはきっと大勢の人出で賑わうのだろう。

私も芝生の端のベンチでおにぎりランチ。

小休止をしながら時計を見ると1時を過ぎている。







 急いで吾妻橋を渡り、地下鉄銀座線に乘り、打ち合わせ場所に向かった。

もし時間が許せば、新型コロナ禍の中の浅草寺の仲見世の様子を見ようと思っていたが、今日は無理だった。

 

 

 











今日の歩数 18,000

(午後の打ち合わせが2件あったので、その歩きも含めたため多くなった)








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