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         猿江恩賜公園 2021.06



 

 散歩先が少し気になり、ネットで調べたところ、門のある公園も64日あたりから開園を始めたようだ。

 でも、今日のおにぎり散歩は、取りあえず猿江恩賜公園。

ここにはもともと門はなく、自由に入れる。


 錦糸町から地下鉄半蔵門線へ。

電車を待つ間にホームで沿線の駅ごとの特色を見ていると、次の住吉駅は今日の目的地、猿江恩賜公園。2駅先の清澄白河には清澄庭園・公園がある。

清澄庭園は、来週か再来週か、時間の余裕が少ない時に行って見よう。

さて、電車で1駅。住吉駅には1分で着く。

  A3の出口から地上に出ると、新大橋通り。左方向に樹木の葉が沢山見えるので、そちらに向かって歩くと猿江恩賜公園(北側)の入り口が見える。大通りを挟んで向かい側も猿江恩賜公園(南側)だから散歩の後半に行ってみよう。








 公園入口の近くには、最近よくお目に掛かるスズカケノキが、思いっきり青空に突き抜けている。園内の歩道や草原(くさはら)を時計回りに散歩することにした。



 


 すぐ「健康広場」があり、中央の砂地の広場を囲むように健康運動用の器具がある。中高年の男性たちが、斜め懸垂をしたり、腹筋運動や、中には「吊り輪」にぶら下がっている人も。










 まさか十字懸垂は出来ないけれど、体を丸めて後転をやっている人もいる。中央の広場では太極拳でも、ラジオ体操でもやれる広さがある。

 




 



 (時計の)文字盤の内側に健康広場があるとすると、数字の上に当たる部分にブナなどの林が続く。その先にはほぼ円形の草原(芝生)の広場があり、子供たちの冒険広場へと続く。





 藤棚が見える。藤の花ではないが、オレンジ色の花が満開で、その向こうの青い空とのコントラストが美しい。






 




 初めに例えた「文字盤」の内側の北の端12時に「協働花壇」と休憩所(あるいはステージ)を置き、ステージから南を眺めやると、広場から、小道を挟んで長方形の中央広場が伸び、その南の端6時の位置には時計塔が聳えている。

 

 話は飛ぶけれど、時計と言えば、ウチのリビングとキッチンに掛け時計があり、たまたま両方電波時計だ。

 電波時計は時々電波を受けて誤差を修正するそうだ。

 先日、朝5時ごろトイレに起きた時リビングの時計を見ると、長針がグルグル回っていた。

(うんうん、電波を受けて修正しているな)と、安心して眠ったが、朝食の時見ると755分で、キッチンの時計より5分遅れている。

 キッチンの時計はテレビのニュースの中の時計と同じ8時を指している。

 3時間ほど前に電波を受けて修正したはずが5分遅れとは?

 明石の天文台の時刻を日本の標準時としている、と小学校か中学校で習った覚えがある。

 地図帳でみると、明石は東経135度、東京・千葉は140度辺り。

 この5度の差が時刻の差になったかと思ったけれど、それなら20分は差があるはずだし、明石より東京・千葉の方が進んでいるはずだ……、などと考えていたら「地下鉄漫才」ならぬ「電波時計漫才」を自演していることに気づいた。
 時計の説明書をみつけたら、時刻の修正方法は書いてあるはず、ということで、自分なりに一件落着。

 まあ、中学生の頃には「分解掃除をするから」と言って柱時計を分解して、そのまま「分解=壊した」になったことが2度ほどある私だから、時計は鬼門かも知れない。

 ということで、広場の話にもどります。



 芝生では子供連れの家族のグループがレジャーシートを敷いて昼食中。

そう言えば時計塔も12時を指している。ステージの裏側のベンチで昼食にする。

目の前にはリンゴのモニュメントと花壇。うしろはもみの樹(かな?)の林。



 おにぎりを食べているとスズメが寄って来る。

彼らは食事の人の周りや、立ち去った後にエサが落ちていることをよく知っている。

 ベンチの上や足元を散歩して、エサをねだる。

さあ、やっていいものか悪いものか、と迷っているとハトが飛んできた。
 ハトにエサをやるとそれを見て遠くからもハトの群れがやって来るのを何度も見ているので、スズメには気の毒だけど、エサはやらないことにした。

 

 食事を済ませて、並木とテニスコートの間の小径を歩いてサービスセンター(管理事務所)の前の池へ。


 センター前の広場のゴリラの像は、麦わら帽子を被りマスクを着けている。
 その向こうの芝生広場の周りを椰子の木が10本ほど取り巻いている。






左手に池(ジャブジャブ池)があり、ハスが満開だ。









園内をほぼ一周したところで、時刻は12時半。





 通りの向こう側の庭園に行くことにする。





 さっきは隣の小さな入り口から入ったが、こちらが公園の正門で、カモメのような白いモニュメントがある。

 







 横断歩道を渡り、ティアラ江東(江東公会堂)の側に移動する。



 公会堂の建物と多目的運動場(野球のグラウンド2面などがあり、照明灯も備えた立派な運動場だ)の間の小径を奥に進むと、小さな池があり、メダカ、アメンボなどが遊んでいる。



小池から遊歩道を渡り、東屋の先には小川が流れている。

ネット上の説明には「流れ石材で作りだした自然の景観をもつ全長約300mの流れのあるせせらぎと広場や猿江貯木場といって材木を水に浮かべて貯めておくための場所だった猿江貯木場などがある」と書いてある。




小川の向かい側の(運動場との間の)芝生では、昼寝中の人の姿もちらほら見える。

少し進むと、小さな橋があり、目の前がひらけ、池に出る。



これもネット情報によると「(元幕府の貯木場を)大正13年に昭和天皇の成婚を記念して、現在の南側地区が明治政府より東京市に下賜され昭和7年に旧猿江恩賜公園として開園し、北側地区は昭和21年の計画決定から38年、昭和58年に全園開園となりました」とある。



 池の足場の良い岩場で、子供連れの家族が小さな網で遊んでいる。

そう言えば、さっきの小径の木陰にベビーシート付の自転車が数台とめてあったか。

地元市民の長閑な公園だと分かる、平和な風景だ。








 池を半周すると小さな3段の滝に出会う。



 時計を見ると13時。

 池を後にし、林を抜けて西側の出口を目指す。

 




 新大橋通りを挟んで、北側は広くて運動向き、南側は子供も遊べる回遊式の日本庭園。



 来ようかどうするか、少し迷ったけれど、来てみて良かった1時間半の散歩だった。

 
 古い造りの門(本当はこちらが入り口だったか)を出て1分で地下鉄の住吉駅。










 

 JR
錦糸町から、地下鉄1分、地上に出てから徒歩1分。
 不動産屋の広告だと「駅まで1分。交通至便物件」ということになるのだろう。

 

 今日の歩数 12,300歩

 




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